2014年2月15日土曜日

ヘアースタイルの方程式って?

まだまだ 寒い日が続きますね。




皆様、如何お過ごしでしょうか?






美容検索サイト「Hot Pepper Beauty Hair Collection2014 HairAward 10」が発表されていましたね。





今年のヘアトレンドを予感させる、みんなが「かわいい」「なりたい」と思った作品らしいです。





どの作品も素敵でモデルさんも可愛い方々ばかり







この検索サイトは20万点以上のヘアスタイルが掲載されているらしく紙媒体など比じゃない数ですね。





雑誌にしたら何冊分になるんだろう?





凄いです。





お客様にしてみればヘアースタイル選び放題ですね。






実は私







美容検索サイトでヘアトレンドが作られ、






ヘアースタイルのカタログの役割を果たし






お客様にとって利便性が良く簡単に使えるようになっていて





お店探し、ネット予約も出来るシステムが構築されている。





もう、そんなことだとは露知らずビックリしています。





24時間、ストレス無く 思いたったらヘアスタイルを選び、気になるお店、ヘアスタイリストに予約が出来る。





オマケにクーポンも付けられる。





凄い世の中です。







で、遅ればせながら私も勉強して作品を作らなきゃいけないなぁーと考え







ヘアーカタログを見ていたのですが







おじさん思考の私にはみんな同じヘアスタイルに見えてしまいます。






ムムムっと思って






30代前半の女子スタッフに






「このヘアカタログ、みんな同じスタイルにみえて個性がないように見えるんだけど」






「これを見たお客様は何を基準になりたいスタイルを見つけるのかなぁ?」




「後、"こんなふうに作ってください"とか編集サイドの方に言われて作り方が決まっていたりするのかな~?」





「もしかして正解があったりするの?」






「俺、迷宮に入りそう、君はどう思う?」






と、聞いてみました。







で、帰ってきた答えが







「石原さん、これは若い女性や若手美容師さん達が可愛いとか なりたいとか カッコイイなとか  お客様目線、女子目線を意識し、今の若い人達の価値観、気分に基づいて作られたヘアーカタログなんですよ。」







「美容師だけが良いというような 自己満足型のスタイル提案ではなくて 集客目的なのでお客様の需要を満たすための提案なんですよね」





「カタログを見るお客様は今の気分にフィットしているヘアスタイルだったり自分が好きなタイプで憧れたりしているモデルさんの写真を選んでるんじゃないかなぁ〜」






「で、ヘアースタイルの良し悪し、作り方にはこの子達世代のヘアースタイルの方程式みたいなものがあるんですよ 前髪の感じとか 質感 色 雰囲気 ボリューム感 一番大切なのは見られ方と今の気分かも知れませんね」と、







うわァ〜なんじゃそれ~!







むっちゃ痛いところ突かれています。






頭の中がモヤモヤです。








正直、私







「何だよみんな個性もないし みんな同じような髪型作りやがって〜そんなんじゃ面白くねぇだろ〜」って






かなり上目線な自己満足最上級的思考でいたのです





じゃあ、同じように作品を作れるか?






っというと微妙でして







プロセスのポイント スタイルのポイント 見せ方のポイント 全然わからんちんです。





なんたって良し悪しがわからないんですから!




みんな可愛いくてみんな同じように見えちゃう。






自分流のポイント、見せ方なら持ってるけど







自己満足はダメ~って言われるとな~









いや~ その若い世代の価値観と方程式が有る事を教えられ







ガッんと一発殴られた気分。






なんなんだその方程式?






写真の撮り方?撮られ方?





顔と髪のボリュームバランス?





質感か?





カラーか?





雰囲気か?、






モデルさんは読モじゃなきゃ駄目なの?





何なんだよーどうすりゃいいー誰か教えてくれー!!








全然わからなくて






参ったな~と落ち込んでいたら





僕の気分を察してか見かねてか






いろいろ教えてくれた女子スタッフが






「大丈夫ですよ、石原さん。 石原さんは大人世代の価値観や、方程式みたいなものがわかっているじやないですか〜大丈夫ですよ〜 ははは」








と、慰めてくれました。








ようは、今の若い人達からみたら遅れてますよ石原さん。







時代の真ん中はこんな感じなんですよ。







これが現代の若者の価値観だし流れですよと。








いゃー本当に世代、世代で価値観があります







そりゃあそうですよね。







でも ついつい自分が中心だって思っちゃう。








昭和世代の".俺が、俺が"の思考が顔を出します。







周り見れなくなるよなぁー









で、ここからです。







僕はこれから何処に向かって行くべきか?







みんなが良い、安心と思っている大きなマスを狙って行くべきか?





若者達との融合を試みるべきか?





それとは真逆にニッチな視点で






個性(良い様な悪い様な 諸刃の剣的不安定感満載な感じ)を武器に渡り歩いていくか?




多分、僕達美容師は両方の答えがを求められているのではないかと思われます。





一般的な視線、オールマイティな視線そしてパーソナルに特化しオリジナリティ溢れる視線。




そして それらは時代と共に変化していく





SUPER MAXなスピードで。







ボタン一つで何事も叶う様な感じがし、情報は沢山あり選び放題な






とってもインスタントな時代。







アナログ大好きな僕は







どう立ち向かい、どう折り合いをつけサバイブしていくか?







いゃー楽しくなってきたなぁー






今度は僕がヘアデザインする時の考え方やプロセス、ポイントなど書いてみょうかな。







時代とズレてるかもしれないけどパーソナルって事には敏感だから面白いっておもうんだよなぁー






これも自己満足か?





でも 





仕方ないよね。






精一杯、サロンワークを意識した写真を撮ったつもりでも鎖骨も肩も写しちゃうしモノクロとか好きだし。







日々のサロンワークとか撮影とかにおいて



美容師として自分の生き方ってこれだよな!って今だに確認の連続だし





アジとか気分とか端っことか大好きだから






同じものとか作れないし。





結局、スイッチ入ったら周り見えないし







撮影とか入ったらこんな感じだし





©SHINBIYO

           






自分の好み満載のスタイルしか作れないし!
© Y.Hori 
Photo by Y.Hori 
Styling by M.Kondo
Hair design by H.Ishihara@i-Barber'S






あらー開きなおっちゃったよ〜






知らないよ〜








こりゃーやるしかないですな。












楽しくなってきました!



石原 治和

HALA i-Barber'S!!











































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