2015年11月28日土曜日

ヘアースタイルについて「Haircut OneHundred」編

こんにちは 原宿の美容室  imaii scaena×colore  今回のサロンブログの担当もはじめた石原治和です



ヘアスタイルについて考えている事や



ヘア デザインする時 自分がイメージソースにしているもの



影響を受けてきたものなどを紹介していきたいと思ってます。



 
本来は「今 一番流行っているのはこんな感じ〜」とか「オススメヘアスタイルはこれ〜」的な内容が喜ばれそうですが




そこは 若手スタッフにお願いして




私は 至極 私的な観点に立った内容でおおくりしたいと考えております。




 

では記念すべき第1弾を!!




「Haircut One Hundred」




Album「Pelican West」1982年発売




いきなりレコードの紹介です。




僕が高校生の頃流行ったファンカラティーナのバンドです






ファンカラティーナとは





70年代後期から流行り始めたニューウェーブに、





ラテンとファンクのリズムをミックスしたサウンドのジャンルです。





その当時巷ではIVYが再ブームで






私も雑誌「POPEYE」や「HOT DOG」を読み始め


ファッションに目覚め



なんちゃってIVYboyだった訳です




で、このHaircut One Hundredのアルバムにレンタルレコード店で出会い




ノリノリなファンカラティーナのサウンドと



ボーカルのNick Heywardの髪型とファッションセンスに痺れました


この人がNick Heyward



甘いマスクですね〜



当時 イギリスでも大人気だったらしいですよ



今で言えば デビュー当時のOne Directionって感じの人気っぷりですかね〜




で、そのファッションですが




フィッシャーマンズセーターの裾をツイードパンツにタックインしサスペンダーにタイ



レコードジャケットには写っていませんが





ナロータイ、チルデンベスト、ショートパンツ、ハンチング、キャスケット、ワーキング シューズと





イングリッシュトラッド+アメリカン60's初期のファッション エッセンスを




このバンドのレコジャケとPVで学んだと言っても過言ではありません



因みに IVY boyだった私 その後はDCブランドブームにも乗っかるのですが そこでも着こなしは影響を受けていましたね




そして極めつけがNick Heywardの髪型




好青年風横分けスタイル




きっちりじゃなくてラフなんだけどバッチリ決まっちゃってます

(去年あたりから流行っているメンズスタイルに通じる物がありますね〜)




まあ他のメンバーは置いておいて下さいね(笑




イギリスのバンドらしくカントリースタイルでもこんな感じ

ダサいけどなんだか決まっている様なそうでない様な(笑

(このレコードはPelican Westからシングルカットされた12incです)


やっぱり ボーカルのNick Heywardが飛び抜けて見えますね〜



で これがソロになってからのAlbum「North of  a Miracle」です(1983年発売)



日本盤のライナーノーツでは元YMOの高橋幸宏さんが記事を書いてましたね

内容はファッションについてが主でした(笑



おお~B,Dシャツにタイと ジャケット 決まってます

つい ファッションの話ばかりなってしまいましたね
すみません



まあ凄く熱が入るくらいに僕はこの人の髪型とスタイルが


 


メンズスタイルをデザインする時のベースになっているんです



先程も触れましたが



決まり過ぎていないかっこよさとか




ラフな質感 でも 汚くない感じとか



骨格に対してのバランスも素晴らしい



 コンサバティブな要素だけどコーディネイトのセンスの良さとかね





僕がメンズスタイルをデザインする上での美意識の基準がここからスタートしていると言っても良いくらいです。



だから メンズスタイルのカット 大好物なんですよ〜



わはは!






今回は このアルバムをポータブルプレーヤーで聴きながら 



当時を振り返りつつこのブログを書いています







いや〜 楽しくなってきましたね〜





imaii scaena×colore

石原 治和